「考える」避難訓練

 今年の避難訓練は、今までのようにシナリオを書いてその通りに実施する方法から、「考えて行動する」方法へ、少しずつ切り替えています。今日は地震を想定した避難訓練を実施しました。放送で緊急地震速報のアラームが流れると、子どもたちは事前学習のなかでで学んだ「サルのポーズ」で落ちてくるものから自分の頭をまもっていました。メガホンをもった教頭先生が各階の担任に「東階段にガラスの破損があるため西階段を降りて校庭へ避難!」と指示すると、各学年素早く避難を開始しました。・・・いつもなら、このまま「無事校庭に避難できましたね」と終わるところなのですが、昇降口から外に出る非常口周辺にも段ボールの「ダミーガラス」が、たくさん落ちています。1年生の担任は「ガラスがあって通れないから、こちらから出ます」と、昇降口から出るよう指示していました。5年生の担任は、列の向きを変え、「背の大きい人を先頭に向こう側(体育館側)から出ます。ガラスが割れています。」と、指示していました。全体会を終え、靴を洗って教室に戻る1年生がボソッと一言「あー、こわかった。」怖い思いをしましたが、大切な命をまもる方法を勉強できましたね。