最近校舎1階の廊下を歩いていると、おいしそうなにおいが漂っています。やまびこ学級の皆さんがクッキー作りに連日取り組んでいるからです。
ただ作って「おいしい」と自分たちで食べているわけではありません。クッキーを作らなければならない理由があります。
卒業する2人の6年生とのお別れ遠足が2月26日に予定されていますが、希望のコースを回るためには1万円ほどのお金が必要になります。12月に取り組んだバナナケーキ作りで2千円ほど稼ぎましたが、まだ8千円ほど足りません。そこで何とか希望のコースに出かけるためにクッキーを作って先生方に買ってもらおうということになりました。
お客様に買っていただくものなので、クオリティが高いものでなければなりません。そのために材料にこだわり、作り方にもこだわり、焼き方にもこだわって作っています。特にクッキーの生地を一定の厚さにのばすのが難しいのですが、粘土を伸ばす要領で上手に伸ばせるようになってきました。材料の計算などで算数を学んだり、片付けを協力し合うことで、能率のよい作業法を学んだり、意義のある生活単元学習になっています。