8月27日の2校時には6年生が来年度進学する阿南第一中学校に出かけて体験授業を行いました。もちろん同じく一中に進学する町内の富草小学校の6年生も一緒に学習しました。
子どもたち同士は田原市交流や修学旅行などの行事を通して、もう何回も交流してきているので、教室に入って席に並んでも、すぐに打ち解けて話ができるくらいの仲になっています。
体験授業では中学校の先生が数学の授業をしてくれました。まずは1cmマスの方眼紙を配布して、「面積がちょうど1.2.3.4.・・・10になるような正方形を書いてみましょう。ただし頂点は方眼の交点にあるようにしてください」という条件の問題に取り組みました。
子どもたちは早速「1」から考えていきました。「1」は簡単、「2」「3」は?一辺が2の「4」と3の「9」は比較的すぐに全員が書けていました。他の数字は無理なのか?2つの学校合わせて25名の子どもたちは考えます。やはり「3人寄らば文殊の知恵」です。「斜めに線を引いて書けば」と気づき、「4」と「8」を書くことができました。残った数字は「3」「5」「6」「7」「10」の5つです。さらに追究が続きます。斜めの角度を変えると「5」と「10」が書けました。そして先生から「実は3.6.7は昔から数学者が研究していても方眼紙を使っての書き方は発見されていません」と知らされるとびっくりしたような表情でした。
その後「2」の正方形の一辺を実際に測ってみた結果の「1.4」や「1.5」を2乗しても「2」にならないことが分かり、また?、先生から「√2」という数があることを知らされました。お兄さんやお姉さんのノートを見て√の存在は知っている子も結構いました。最後の感想記入では「3.6.7が見つからないというのが面白い」「小学校では習っていない数があるというのが面白かった」と中学校の授業に対して前向きな気持ちを持った子が多くいました。