21日の大下条小学校の校舎内には午前中から食欲をそそる良いにおいが漂っていました。今年1年総合的な学習の時間に米作りに取り組んだ5年生が感謝の気持ちを表すために「収穫祭」を行い、その準備を進めていたからです。
メニューはすべてこだわりのもので、白出汁と塩を絶妙にアレンジしたサツマイモご飯、クルミ味噌とご飯のつぶし具合が美味の五平餅、大根やゴボウの火の通し具合や味噌味がこだわりの豚汁、それに炊飯器を使って作った手作りバナナケーキです。
お世話になった地域の方が来校されると、教室で本番が始まりました。「いただきます」をしておいしい料理に舌鼓を打った後、一人ひとりが今年1年の米作りや収穫祭の料理について感想を発表しました。「米作りは大変だったけれど、いろいろなことが学べた。今日はおいしい料理ができてよかったです」という声がたくさんありました。地域の方は「米作りを通して、食べ物の大切さ、作業を能率よく進めること、そして阿南町の良さを感じてほしい」というお話がありました。5年生の子どもたちにとっては楽しくて充実した1日になりました。