校長講話での読み聞かせ

12日の朝の時間には校長講話がありました。今回はあじさい読書旬間中ということで本の読み聞かせをしていただきました。
読んでくれた本は内田美智子さんの「いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日」です。毎回の校長講話でもお話をよく聞くことができる子どもたちですが、この日は特に静かに聞き入っていました。
「命をとく仕事」をしているお父さんに対する息子であるしのぶ君の複雑な気持ち・・・。担任の先生の助言もあり次第に気持ちが変わっていく場面。牛のみいちゃんと女の子の別れを見て「この仕事はやはりやめよう」と思うお父さん。みいちゃんに愛情を持って接するお父さん、そんなお父さんの気持ちが通じたのか、おとなしく最期の時を待つみいちゃん・・・。「お話はこの先どうなるんだろう」と息を詰めて聞く子どもたちの気配が伝わってくる読み聞かせで、話が終わると自然に大きな拍手がわき起こりました。「いただきます」の言葉の重みが分かりました。